O-157感染のニュースを見て
連休明けに悲しいニュースがありました。
小さい子どもが不慮の事故で亡くなるというのは、
とても悲しくて、悔しくて、
それが食中毒に関連するO-157ということが尚更。
もっと、自分が知っていることをもっとたくさんの人に
周知ができたらと考えてしまいました。
腸管出血性大腸菌O-157って何?
腸管出血性大腸菌O-157の生息場所は?
動物の腸内に生息しており、
汚染された家畜(食肉)やその加工品、
動物のフンで汚染された水を飲食することや、
汚染された水で育てた野菜で感染します。
汚染された肉や加工品として感染が特定された献立は
牛レバー刺し、ハンバーグ、牛タタキ、ローストビーフ
全て、加熱不足や生で食べられた肉です。
それ以外には、
焼肉やバーべキューの時に生肉を触った箸にも菌がついていて、
うっかりその箸で食べて感染ということもあります。
動物のフンから汚染された水が原因で
サラダ、貝割れ大根、キャベツ、メロン、白菜漬けでの発症が
わかっています。
症状は?
激しい腹痛、水様性の下痢、血便があります。
腎機能や神経学的障害(けいれんや意識障害)などの
後遺症を残す可能性のある溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発し、
重症となったり、場合によっては死にいたる場合もあります。
抵抗力の弱い乳幼児や小児、高齢者は特に注意が必要です。
発症が 増える時期は?
食中毒の菌の多くは
温かくなる時期に、菌が活発に増えるために
食中毒の発症が増えます。
4月から10月くらいまでは特に気を付ける必要があります。
予防法はあるの?
75℃で1分間加熱をしましょう
O-157は、食材の中心温度が
75℃で1分間以上加熱されると死滅します。
しっかりと中まで火が通るように加熱をしましょう。
特に小さい子供や高齢者は、生の野菜(サラダ)を避けることも予防になります。
生肉に使った器具は、しっかりと洗う。消毒をする。
生肉に使った包丁、まな板、箸、トング、ボールなどの器具には
菌が残っている可能性があります。
使った後はしっかり洗って、
アルコールや熱湯、次亜塩素酸ナトリウム(キッチン用漂白剤)
で消毒をしてから、
次の食材に使いましょう。
調理をしたら、すぐに食べましょう。
すぐに食べられない時は、冷蔵庫で冷やすこと
食べる直前に再度加熱をしましょう。
家庭でできる食中毒の6つのポイント
YouTubeで見ることが出来ます。
目に見えない菌だからこそ、
しっかり理解して
食中毒を発症しないよう防ぎましょう。