管理栄養士のネタ帳

管理栄養士歴22年、保育園栄養士のはゆこです。普段何気ない日々の中で感じた事をつづっています。

素敵な弁当に変身!だけど、管理栄養士としては....

ご飯を作るのは得意ですが、弁当が苦手。

詰めたらなんだかパッとしないのが原因です。

 

ネットで『お弁当の詰め方』を調べたら、

ありました!

 

ポイントはサニーレタスやグリーンリーフを仕切りにする!

 

 

こちらの本のようなイメージです。

 

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かわいい!!

美味しそう!!

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私が作る愛情たっぷり、THE茶色弁当とは大違い


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サニーレタスを仕切りにすると、

素敵な二枚目弁当になるのですが、

私としては、サニーレタスの仕切りは避けたい。

 

 

 

サニーレタスの仕切りを避けたい理由は??

 

 

 

食育の観点で見ると

こども園(幼稚園、保育園)では、

園児には完食を目指すように指導している 園が多く、

 

仕切り代わりのサニーレタスも、

子供にとってはサニーレタス=食べ物。

 

 

となると、『サニーレタスも残さず食べてね』と

先生もお話しないといけません。

 

ビローンとなったレタスを食べる事を嫌がる

園児をたくさん見ています。

味はないし、切れてないし、

子供にとって美味しいものではないのです。

 


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生の野菜は細菌が増えやすい

 

生の野菜には見えない菌がついています。

普段、家で食べるには食中毒を起こすような数ではありません。

 

しかし、お弁当は作ってから三時間は常温に放置。

細菌は2、4、8、16、32倍と時間と共に

どんどん増殖。

 

 

細菌の増える条件は、栄養、水分、温度

 

  • お弁当は栄養たっぷり
  • レタス類は水分が多く、
  • お弁当は菌が増えやすい温度

 

以上の事から、生のレタスがお弁当に不向きなのです。

 

 

100均一にレタスのようなカップがあったので、買ってみました。



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フリル感が足りず、

完全な代用にはなりませんでしたが、

少しは素敵なお弁当になるでしょうか?