卵はいつから食べさせる?『離乳食』
食物アレルギーの症状が出る子供は、10人に1人と言われており、
特に離乳食で新しい食材を食べさせる時は、
大丈夫か?心配になりながら食べさせている
親御さんもいると思います。
食物アレルギーの中でも、発症頻度が高い食材は、卵です。
卵をいつから食べさせるのか、
時々相談を受けますし、
私自身も我が子の事となると悩みました。
なぜでしょう?
卵をいつから食べさせたら良い?
食物アレルギー児の6割程に卵でアレルギーを起こします。
その為卵を食べさせて、アレルギーを発症させたらどうしよう?と
食べさせるのを躊躇してしまいます。
しかし、最近の研究結果で、
食材をたべさせる時期を遅らせた事が、
食物アレルギーの予防にはならない。
早めに食べさせた方がアレルギーの予防になる。
事が分かっています。
その為、2019年に改訂された厚生労働省の授乳·離乳の支援ガイドでは
卵を食べる時期の目安が、
7~8ヶ月頃 卵黄からスタート
↓↓
5~6ヶ月頃 離乳食に慣れたらスタート
と食べ始める時期が早くなりました。
卵を食べさせる目安は?
米→野菜類→豆腐→白身魚→卵黄の順に離乳食ごっくん期(5~6ヶ月)の終わりに食べ始めるのが、今後の進める目安となります。
はじめの第一歩はいつが良い?
- 子供の体調が良い時
- 病院の診察時間内
- 保護者の余裕がある時
新しい食べ物を食べさせる時のポイント!!です。
体調が悪い時は、
症状が出た時に何が原因か分かりにくく、
症状も出やすいので避けます。
また、症状が出た時に、
すぐに病院で診察してもらえる時間。
そして、食べた後に予定がない時。にしましょう。
血液検査をした方が良い?
血液検査の結果、陽性とでても、症状が出ないことも多いです。食べてみて症状が出たら、まず病院へ相談して検査という流れがいいでしょう。
初めての食材は1さじずつ食べさせるのは、アレルギーの症状が出ても、症状が重く出るのを防ぐ意味もあります。
どうしても食べさせるのが、不安だという方は、病院で相談されても良いかと思います。
出来ればアレルギー専門の小児科を受診しまもしょう。
離乳食を始めるまでに出来ることは?
食物アレルギーは
皮膚があれて湿疹のある肌から、
空気中に舞うアレルゲンが体に入ることが、
食物アレルギーの要因の1つと考えられています。
湿疹や乾燥肌は必ず食物アレルギーになる
わけではありませんし、
保湿をすれば食物アレルギーにならない
わけではありません。
しかし、発症のリスクを下げる為に
皮膚科、小児科で相談し、処方してもらった薬でしっかりと保湿をした方が良いでしょう。
ちなみに、私がオススメしている食物アレルギーに関する本です。
食物アレルギー診療ガイドラインを監修された伊藤浩明先生が監修の本です。
私が書いた内容をもっと詳しく説明しています。